私訳わが信念2

病気になった場合、安静にして、
養生して回復を待つことが第一です。
ここで心の安定がとても大切です。
世間のことに煩わされないことです。

常日頃の心の在り方、考え方ができていないために、
いたずらに心労を重ねてしまう。
取り越し苦労をしてしまうことがあります。

理由は、しっかりした人生観や宗教観を
持っていないためでしょう。
宗教は、往生が近い老人に必要ものであって、
これから人生の長い若者には必要がないというような 、
風潮があります。

宗教は決してそのようなものではありません。
「人生とはなんぞや。」という大問題を解決し、
私たちの活動の根本を解決するものなんす。

幸いにして病気が回復すれば、
今後の人生を歩む上で大きな指標を与えてくれるでしょうし、
病気が増悪して、お浄土に向かうについても、
大いなる安心を与えてくれることでしょう。

言葉を変えて言えば、
私たちは到底、自分の力で生きるも、死ぬも
勝手に決められないのです。
ですから、救世主である「阿弥陀さま」に
おすがりすることになるのです。