浄土思想8

浄土宗の開祖は、法然上人です。

浄土真宗の開祖は、親鸞聖人です。

親鸞聖人は法然上人を師と仰いでいます。

法然上人にであったことで、真の教えにであることができたと、

親鸞聖人はお悦びになっています。

本来は法然上人をトレースして離れなければ、現在の真宗はなかったでしょう。

どこで、どう独自の宗派となったのか?


法然上人の「選択本願念仏集」 センチャクホンガンネンブツシュウ 

真宗では、センジャクと濁るのですが、個人的は、好きではありません。

やはり、センチャク がいいですね。

の冒頭に、「南無阿弥陀仏 念仏往生の業は、念仏を本とす。」とあります。

阿弥陀様をどこまでも信じて、念仏を一生懸命に唱えなさい。ということですね。


親鸞聖人の「顕浄土真実教行証文類」

ケンジョウドシンジツキョウギョウショウモンルイ  において、

信じることが何よりも大切と、説かれています。


法然上人は念仏を、親鸞聖人は信心を何よりも大切とおっしゃっています。


また、浄土宗では、ものもろの善業は、念仏往生の助けになるとしていますが、

真宗(今後は浄土真宗をこう呼びます。)では、

信心ひとつで救くわれるとします。