浄土思想4

現実世界では、働かざる者食うべからず、

仕事をしないと生活ができません。

仮にお金があったしても、

食べ物を食べ、睡眠をとらないと人は生きていけません。


社会生活を送る以上、家族を含めて他人との

何らかの問題を抱えて生かざるを得ないのが人間です。


そうした生活を送りつつも、心の自由がある。

俗世間のわだかまり(幸福とおっしゃる方もいらっしゃいますが)

を超越した精神性。


同時に存在する、ある意味、矛盾ともいえる二つの世界を

紡ぐものとして、

全てを超越した存在、仏さま、阿弥陀さまという

「頼り」が必要なのだと思います。